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2014年9月28日、アメリカから帰国されたメアリー先生の特別講話会が催され、 光司先生の詩に託したメッセージの朗読が英文と日本文でなされました。

2014年9月28日 光司先生 詩に託したメッセージ

■■ Silence ■■

A story was never told,
Playful winds swept across times and places,
Rustling leaves scattered like tattered pages dancing,
Peacefully strewn into a fabric of tingling whispers,
Inside out and upside down they came,

Children’s laughter echoed across times and places,
Wonder wanders unfinished pages,
Stars, moons, and lanterns shine more brightly,
In still silence, a story is untold


■■ 静 寂 ■■

物語は一度も語られた事が なかった

オチャメな風は 時空を吹き抜けていった

かさかさ鳴る木の葉は

まるで ぼろぼろになった書物が

踊っているかのように散ってしまい

ざわざわとなる織物の中へ

静かに散らばっていった

裏返しになりながら ひっくり返りながら


子供達の笑い声は 時空を越えてこだました

不思議さは未完の書物をさまよう

星々 月達 ランタンは、一層明るく輝く

今なお静寂の中で 物語は語られていない


(光司先生のコメント)

人間が合理的に分りたいと思っているストーリーを捨てて、
不思議さ、オチャメ、神話に入って行く事、
非合理の 語る事の出来ない世界に入っていく事です。


■■ Companion ■■

Take my hand and follow me,
To a fountain of dreams,
Through all the colors and in between,
Across a cool blue,
Under a bright orange,
And pillowy plumes,
Take my hand and follow me,
To the highest of high,
Through rainbow raindrops and baby cries,
Across sleepy hollows,
Under starry skies,
A dozen dozing swallows


■■ 仲 間 ■■

私の手をおとりなさい そして私につづいて下さい

あふれる夢の泉へと

すべての色彩とそれらの間を通り抜けて

涼しげな青色を横切って

明るいオレンジ色の下を

柔らかいふわふわした羽毛を

私の手をおとりなさい そして私につづいて下さい

最高の高みへと

虹色にひかる雨粒と 赤子の叫び声を通り抜けて

眠そうな くぼみを横切って

星々の輝く空の下を

うたたねしている つばめたち


(光司先生のコメント)

この詩はオチャメと非合理的な世界へ入ってゆく運動です。
この世の中はほとんど人間のエゴイズムで動いています。
それは苦しみとか人間的ないやな考えやストレスばかりの世界です。
それをオチャメと非合理の運動で捨てることです。
この詩は言葉のオチャメです。オチャメの動きです。