トップページ > 寄稿文一覧へ > 前へ > 次へ >

内垣師の存在を近くに感じながら作られた追悼の詩
 ヴェーダーンタ・ソサイティ会長 ジム・松本光司

命の流れ

流れは 楽しそうにピチピチ跳ねる
キラキラ輝く不思議を生み出しながら
曲がりくねりながら
突進しながら
ウキウキしながら
ここに無限が隠れている

雪で濡れた石の山肌を
キラキラ輝かしながら

松かさぬける香りのそよ風が
永遠と続く緑の田に優しくなでる

母なる流れは
優しく赤子の流れを抱きしめる

メロディーと渦巻き
リズムと急流
そこには一本の流れというものはない
ただ一本の意識があるだけである
始まりもなければ 終わりもない

命の流れは
赤ん坊の地球を流れる
時として
遊び心の水しぶきは
時間をかけて 砂利を流し去る
普通の小石を
神聖な宇宙の元の構図に導きながら