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心の花が 咲くのはいつか

夏さなか
百日草に かこまれて
ナーラーヤンは
うれしそう

と歌ってみた
まだ 春なのに

もう 梅が咲いている
夜が 白々と明けてきた
東天を 紅に染めよう

天子 天女たちも 手伝っておくれ
薄雲になっておくれ
それがないと
朝焼けの紅が 出来ないから

手伝うこと
みんなで 手伝うこと
それが 神話である

ほほえみが来る
舞が来る
ここに 宇宙の呼吸がある

知を やっつける薬は
親に対する 子の手伝いにある

メキシコ人は 「分け合う」 を精神としている
これは 立派なものだ
そんな国民こそ 大事にしなければならない