トップページ > 詩タイトル一覧へ > 前へ > 次へ >

これは物凄い

これは物凄い これは物凄い これは物凄い
今朝のお祈りの時から 「透明」がひっかかっていた
本当の透明が
そしてその時 詩をかこうと思ったが
まだまだ 入口に立ったばっかしだったので ひかえておいた

今日は一日中 外の仕事で いつもの通り 忙しく
肉体をつかっていた つかれる作業だったのだ
夜の6時 いつものように 夕べのお祈りが始まった
灯明をまわす時から 急に ちがって来た
意識が その透明と 不透明の透明とちがう「透明」に
かかっていた それに入っていたのだ
すると 灯明や線香をまわす手が 大きく動いてきだした
今までは 小さくまわしていたが その形を破って
極端に 手が 大きくまわってきた
全然ちがう 大きい円を 手がえがき出したのだ
それは 何もかもを 今までの何もかもを
・・・この世の何もかもを 外に まわされているものだった

形の世界や言語というような つくられてあるような そんな形
或いは そこいらにある一切を けちらして
その手はまわっていた
それらはちがう所で それらの行為は それらとちがう所で
行われ 歌われていた
大声で歌った それはそれは 大声の歌となった
今までの歌い方とは 全然ちがう
この世の現象が ふっとばされているものだった
「透明」「透明」 何とすばらしい「透明」への没入だろう
すごい 物凄い 最近になかったすごさだ
今までの言語 今までの様々な説明 そんなものを
ひとつの形として ひねりつぶし けちらして それはあった
人も宇宙も 関係のないものとなって それはあった
「透明」だけに 定着している自分があった
すごい 物凄い!!