KALPATARU(カルパタル)
カルパタルは『願かけの木』として知られている。
この木に願いをかけると、良いことも悪いことも区別することなく、みな叶えてくれるといわれている。 しかし、カルパタル自身には、ものごとを区別し判断するなどという気はもうとうないのである。 ただ、ものごとをすべてを「よし」として肯定するだけである。 そして、そのよしとする肯定の力によって、宇宙は存在しているのであろう。
「自由」とは、この肯定を知るところから始まるのではなかろうか。
*KARUPATARU…以前ヴェーダーンタ文庫で定期発行していた冊子のタイトル